心臓の鼓動が鳴り響く程に緊張感ある対戦ゲーム!アサシンクリードブラザーフッド

最近、他には無い斬新なルールが楽しくて非常ハマっている「アサシンクリード ブラザーフッド」のマルチプレイモードについて、魅力をつらつらと紹介しようと思います。


尚、文章長い!てっとり早くどんなゲームか知りたい!という方はこの動画がオススメ。
【ゆっくり実況】アサクリBHマルチプレイ紹介動画 - ニコニコ動画

◆一風変わった複数人対戦ゲーム◆
3Dのマップ中にプレイヤーが複数人いて、他のプレイヤーを倒していくという、ここまではよくあるタイプの対戦ゲームではあるものの、斬新なルール(システム)となっており、今までに無い楽しみを体験できます。

例えて言えば「かくれんぼ」と「鬼ごっこ」を合わせたようなルールで、非常に緊張感のあるゲームとなっています。


◆おおまかなルール◆
他のプレイヤーを倒すのが基本的なルールですが、特徴的なのは対戦となる舞台(マップ)が全て街中となっており、NPCが群衆として歩き回っていたり、集まって井戸端会議をしていたりします。プレイヤー及びNPCは6〜8種類ほどの姿(見た目)に分かれているため、一見するとプレイヤーなのかNPCなのかは区別できません。この為、群衆に紛れた他のプレイヤーを見極めなければなりません。

具体的にはゲームを開始すると、ランダムで自分が倒すべきターゲット(プレイヤー)が一人指定されます。このターゲットを倒す事でポイントとなります。ターゲットはコンパスによって、方向とだいたいの距離を見ることができ、これを頼りに向かいます。しかしコンパスは大雑把なため、ターゲットが同じ姿のNPC と並んでいた場合、これを特定する事は出来ません。その見極めは容易ではないものの、複数の手段があります。基本的にはNPCが行う事ができない「ダッシュ」や「暗殺行動」などのプレイヤー行動があるため、ターゲットが群衆に溶け込む前にそのような行為を見ることができれば判別する事ができます。


◆追跡者◆
自分が狙うターゲットがいるように、自分を狙う追跡者(他プレイヤー)もいます。追跡者を判別するコンパスはないので、追跡者がどこから迫ってくるかはわかりません。追跡者は同じ姿を持つNPCと並んで街を歩いたり、井戸端会議をしたりと、群衆に溶け込んだ形でひっそりと迫ってきます。しかし逆にこちらもうまく溶け込んで、追跡者が自分以外(NPC)の方を誤殺させるなど出来れば、こちらにポイントが入りますし、追跡者を特定出来れば反撃して倒すことでポイントにもなります。


◆ターゲットを追う事と、追跡者から隠れる事の両立◆
ターゲットへと近づきたくとも、どこかに潜んで迫ってきている追跡者にも注意を払わなければなりません。例えば同じ姿のNPCと一緒にいなければ、追跡者はコンパスで自分を特定できてしまいますから、NPCとなるべく一緒にいる方が良い。しかしNPCはランダムで街を歩く為、一緒に歩いてもターゲットの方へ向かわない場合もあります。

追跡者をうまく対処するだけでもポイントは稼げますが、やはり攻めることもしなければ順位は上げられない事が多いため、その時々の状況に応じて、攻めに出るか守りを続けるかを考えなければならず、非常に難しいところです。


◆うまくなっていくと◆
NPC が行わないプレイヤー専用行動を取らなければ、プレイヤーであると判断付かないかというとそうでもなく、初心者追跡者などはたいてい一直線でこちらに向かってくる為、「怪しいぞ」と気づく事ができます。しかし上級者のプレイ動画などを見ていると、追跡者もNPCと同じようなルートで一旦遠ざかるフリをしたりするなど、見極める要素を極端に減らしてくるため難しくなってきます。


◆アビリティ◆
マルチプレイをやりこんでいくとレベルが上がっていき、様々なアビリティが使えるようになります。屋根の上にいるようなプレイヤーなどを遠距離攻撃する「ピストル」アビリティ、敵を一時的に怯ませる「煙幕」、自身を一時的に別の姿に変える「変装」、プレイヤーとNPCを一時的に見分ける「テンプル騎士の目」など、アビリティは様々です。
例えば変装であれば、追跡者に見つかってしまって逃走している場合などに、曲がり角を曲がった先で変装を行って、ゆっくり引き返し、追ってきた追跡者をやり過ごして後ろから反撃したりするという事が出来たりします。

また面白いのがモーフィングという、近くにいるNPCを全て自分と同じ姿にするというアビリティで、これにより追跡者達は見極めが困難になります。通常であれば同じ姿のNPCを探し出して紛れ込まないといけませんが、モーフィングがあればどんなNPCも変化させられるので、数人のNPCが固まっているところで実行すれば、一気に自分の姿の集団が完成です。
同じ姿の人が5人くらい街中を練り歩く様は滑稽で、次々を迫ってくる追跡者たちが誤殺していく様はニヤニヤしてしまいます。
またモーフィングの使いどころはもう一つあって、効果は「NPCを自分の姿にする」というものなので、例えば自分のターゲットがモーフィングを使った集団の中にいるとすると、その中のプレイヤーを特定する為に、自分もモーフィングを使えば特定することができるわけです。モーフィングなどを使っても安心せずに、常に注意を払っておかないとバレてしまう事もあるわけです。


◆上級者のプレイ動画が何度も楽しめる◆
このゲームに限らず、上級者のプレイ動画において、未プレイヤー(初心者)も腕前の凄さを読み取れるかはゲームによって異なります。このアサシンクリードブラザーフッドマルチプレイ動画は非常に分かりづらい部類に入ると思います。
しかしそれ故、自分も上手くなっていくにしたがって、上級者の数々のテクニックが読み取れる(理解出来る)ようになっていくため、自分の上達に応じて、一つのプレイ動画が見る度に新たな発見に気づけて楽しめるのです。


このように常に群衆の中の異変に目を光らせ、瞬間瞬間で判断して行動しなければならないゲームで、そこら中に歩き回っているNPC全てが自分を狙う追跡者のように見えてきて、非常に緊張感を体験が出来ます。